可哀想なのはしこれる!
寝取られ、陵辱、鬱展開がいけるならやるべき名作。
製品版感想なのでネタバレ注意です
作者の性癖がひしひしと刺さってくるよ
外道勇者一行 製品リンク
サークルは『U-ROOM』さん。4作目のRPG。ツクールVX ACE製。
ジャンルは鬱、寝取られ、孕ませ、輪姦。定価1,650円。
スピンオフとして『壊される氷雪の姫君』という作品もあります。
まぁストーリー的にできれば今作『外道勇者一行』からした方がいいでしょう。
おすすめな人
- 寝取られ好き
- 可哀想系陵辱好き
- ロリ寄りの美少女好き
- 鬱展開に耐えられ、かつ中二展開が好きな人
- 対人メイン(一部触手はある)が好き
めちゃくちゃ興奮する
おすすめではないかもしれない人
寝取られ、鬱、陵辱の3拍子をいける人なら強くおすすめ。
もしもそのどれかが苦手な場合は合わない人もいるかもなというところ。
あとジャンル的には寝取られRPGですが陵辱がかなり混ざってます。
陵辱としてはテキスト、シチュ共に可哀想系が多いですが、媚薬で無理矢理感じさせられているシチュが多く、可哀想系が苦手の人も割といけそうな印象(個人の感想です)
体験版プレイ動画
Ci-enで雑記と共に投稿しております。雑記内容は『エアロバイクしつつエロゲしようぜ』です。
https://ci-en.dlsite.com/creator/6991/article/725648
良さを説明するとネタバレ要素が絡みがちです
そのため評価感想はネタバレ注意です
評価感想
ストーリー【A+(鬱耐性があるなら)】
ーーこれは一人の男の憎悪の物語ーー
今作はいわゆる鬱ゲーである。
鬱ゲーとなると感動系でもない限りはおすすめしにくい分類になるはずだが、おすすめしたくなる良さが今作にはある。
なぜなら鬱屈の中に、原作の言葉を借りるのであれば、溶岩のような熱さがある。同人エロゲの好きなストーリーのトップ何本か選べといわれたら鬱ゲー部門で入れそう。
ダイレクトに伝わってくる
間違いなくやって良かった作品の1つ
なりそうなのがネック
では物語のあらすじについて語ります。
物語の冒頭
冒頭はある一人の青年の夢から始まる。夢は鬱屈とした内容だった。
ーー女の人がならず者に犯され、それを貧相な青年が止めようとする。
だが青年の行為は実らず、女はならず者のボスに犯され続けたーー
ーー青年はボスの掃除をした。
青年は唇を噛みしめながら女性が犯された後の部屋の後始末をしたーー
ーー青年の寝床はボスの近くだった。部屋から漏れる女性の喘ぎ声を聴き続けた。
そして部屋から見えるボスと女がまぐわう影を見せられ続けたーー
ーーしばらくして女の人はボスの元に自ら赴くようになった。
下っ端の性処理道具と化した。彼女は淫らに壊れていたーー
ーー青年は狼狽した。
貧相な体は更に貧相に、髪は脱色してしまっていたーー
ーー青年は一人登頂した山で叫んだ。発狂したが故の慟哭だろうか。
青年には巨大な憎悪が渦巻いているようにみえたーー
青年は夢から目を覚ました。
夢はまるで自分のことのように思えた。
青年の名はイモス(男主人公)。村のはずれで義理の妹トリィと共に小さな薬屋を営んでいる。トリィは腹違いの妹だ。
トリィは才女で薬の調合や販売などをできた。
対してイモス自身は荷物運びなどの軽い力仕事しかできない凡人であった。
トリィと話をし、薬の原料の調達の為に森に向かうイモス。
だがイモスはあえなくモンスターにやられてしまう。
そこで本作のヒロインに助けられることに。
ロティアは竜人であり、幼馴染であった。竜人とはこの世界の守護者である『竜』に選ばれし存在であり、強力な力を持っていた。
ーーこの世界は『竜』が守護している。
邪悪なる『邪王』が産み出す魔物からこの世界を守り、闇の世界へと追放するためだ。
竜は直接この世界に干渉できず、故に竜人を選び、戦わせていたーー
ロティアと共に薬の素材を集め、二人は教会に向かった。
修道女のクリミナ(サブヒロイン)が笑顔で出迎えてくれた。
この世界では教会の権威はかなり落ちていた。
数十年前に『竜』があらわれたことにより、人々の信仰はそちらに向かっていた。
クリミナに二人の結婚式のことを示唆され、ロティアは恥ずかしがり外に出て行った。
まだ二人はそういった関係ではなく、恥じらいが強かったのだろう。
教会の外に出る二人。
ロティアはある約束について覚えているかをイモスに問いかけた。
イモスは知らないふりをしたが、実際は覚えていた。
10年程前、ロティアが竜人になるまえに幼い二人は結婚しようと約束していた。
知らないふりをしたのは変化を怖れたゆえだろうか。
今日のクリミナの発言もきっかけをもたらす気遣いだろう。
ーーそして青年は再び夢を見る。
洞窟では真っ赤な溶岩が煮えたぎっていた。
青年は身を焦がされつつも奥に走った。
死んだのであればそれまでという決意がその背中に現れていた。
ーー洞窟には魔物がいた。死にかけながらも青年は奥にたどりついた。
奥にあった黒い穴に首を突っ込み叫んだ。
力が欲しいと………恋人を犯し、性奴隷とした男を殺す力が………ーー
そしてイモスは目を覚ます。
まるで自分のことのような感触が強まっていた。
そして幼馴染であるロティアと共に洞窟にある素材を取ると同時に、
アマリというロティアに力を与えている『竜』のもとに向かうことに。
今回は洞窟の敵も強いため、妹のトリィも同行します。
一向は洞窟に向かう途中で『アイナ』に出会う。
自由気ままな性格のこの国の姫で、彼女もまた竜に選ばれし竜人であった。
自由アイナとは5年前からの竜神としての同期で、イモスとはそこそこ話す間柄だ。
アイナはロティア達と一緒に儀式をするために同行することに。
一向に待ち受ける運命は…
鬱ゲーだが…憎悪による熱さが内包されている
今作は鬱ゲー特有の絶望感もあるのですが、
人間らしい嫉妬、憎悪といった狂気にも似た感情も感じさせられます。
ちなみに鬱や狂気の要因としては曖昧に語ると主人公の力不足による挫折と寝取られ、狂った世界観があります。
そこからうまれる強い嫉妬、憎悪、復讐心等が熱さや爽快感のようななにかをうみだしていくことに…
ネタバレになりまくります
とりあえず体験版プレイして
先が気になるならやるべきかなぁ
男キャラも立ち絵があり、世界観にのめり込みやすい
男主人公や他主要キャラは皆立ち絵があり、ストーリーに入り込みやすいです。
ゲーム性【A】
真摯に作られたゲーム性の面白さ
まずRPGとしてしっかりしており、戦闘も作業にはならず、バフデバフ等を考えて戦うバトルになっている(強敵の場合)。
かといって難しということもなく、エロゲユーザーから見ると適切。
あと戦闘はエロ要素が微塵もないので集中できる。
戦闘のBGMもいい。特に好きなのは2曲。まず↓の通常戦闘曲『もう何も思い出せない』
ちょくちょく聞く曲だがやはりおしゃれでいい。
めちゃくちゃ好きなのが↓のボス戦BGM『ボクの名前を呼んで』
この熱さと同時に悲哀を感じさせるようなBGMがほんっっっとに展開に合ってて心にぶっささった。
音楽のネタバレが嫌な人なら
再生注意ですかね
間違いなくこの曲が流れる戦いだった
鬱展開だったが心は灼熱だった
このBGMが流れる(クリア済用の完全ネタバレ。伏字にします)外道勇者バリゲスとの一対一の闘いが熱すぎる。
作者の情念がこもりまくってるわ。まず覚醒したイモスの専用の立ち絵。とんでもなく熱い。
そしてバリゲスは一対一以外では難易度ノーマルにもかかわらず明らかに強い。こいつには苦戦したいと思えるような敵だからたまらない。
必死にバフデバフスタンさせるけどそれでも強い。
この強さ具合や復讐による悲壮具合がすげーBGMとマッチする
そしてとどめの演出。
お互いの最高必殺技をぶつけあい、突如入るカットイン。
先にバリゲスの必殺を耐えしのぎ、決着をつける展開。最高。
作者のやりたいことぶつけまくってる感じが最高。この中二感たまらん。
こういうのがあるから同人エロゲやってるんだよなぁ。
またルート分岐などもしっかりしており、ADVパートとしても面白い。
ボリュームが適度なのもあり、全エンド回収した人もおそらく多いだろう
2015年製なのもあり今見ると目新しさはないかもしれないが、随所でのキャラの感情描写や演出なども丁寧。
総じて作者自身ゲームそのものや物語そのものが好きであることが直に伝わってくるような魂を感じる作品。
プレイ時間と難易度
難易度はノーマルとハードがあるが、基本はノーマルでいいと思う。強敵以外では苦戦しない。
RPGに手ごたえを楽しみたいならハードとのことだ。
ノーマルでも「この敵には苦戦したい…」と思うような強敵にはちゃんと苦戦するくらいの難易度だとは思うのでちょうどいい。
プレイ時間はエンディング全回収で約6時間強(ノーマル)
エンディングは数個あるが、回収ヒント自体はゲーム内にあるし、全回収は難しくない。
若干既読イベントスキップが欲しくなったが、この時代の作品ではないのも普通だろう。
ちなみにエロ回想はエンディング後に解放される。
回想で見れる後日談的なものもあるので余すことなくチェックすべき。
エロさ【A《寝取られ》~A+《陵辱》】
基本的な仕様
HCG42枚、差分450強。ボイス無し。
各ヒロインのエロの割合は全体を10とすると幼馴染のロティア4、姫のアイナ3、妹のトリィ2、修道女のクリミナ(修道女)1といったところ
ストーリーに紐づいたエロ
もし敗北したら~系のIFはなく、全てストーリーに紐づいていたエロ
ストーリー、世界観がしっかりと繋がっているので、一度見たエロシーンは覚えてしまって忘れないレベル。
そのためストーリーに関連したエロが好きな自分のような方に強くおすすめしたい。ネタバレになるので詳細は語れないタイプでもある。
一つ一つのエロイベント単体をみるとテキスト量としてはやや短め~適量といった感じだが、
流れるように進むので物語への没入感があり、とてもしこれる。
ところどころヒロイン視点(エロ)から主人公視点に戻るので、焦らされつつしこれるって感覚。
寝取られについて【ロティア】
ネタバレに繊細過ぎて語りにくい
ゆるめに語ります
寝取られとしては勇者バリゲスにロティアが寝取られていくというもの。
寝取られといえば背徳や設定が大事だ。
まずロティアには『邪王』を倒すという使命感と主人公イモスへの思いがある。
加えてロティアとアイナには処女保護機能がつけられており、気を許さない限りは指マンや挿入されたりしない
処女保護機能もあってバリゲスはロティアを直接的な暴力で屈させようとはしない。
バリゲスは周囲(主人公や竜人アイナ)をしいたげることにより脅迫してくる。
「主人公を助ける、そして邪王を倒すという使命感為に受け入れないと…」といった愛情や使命感。そして「自分もアイナのように手ひどく陵辱されるかもしれない」といった他社を利用した恐怖。こうして受け入れさせていく様が実にちんこにくる。
快感責めも勿論あるが、愛情、使命感、恐怖での寝取られしたイメージが強い。
ヒロインに「しょうがない…これはしょうがない…」という言い訳を与えてくれる。
特に恐怖、凛とした強さの中に女性らしいか弱さを感じるのがたまらん
作者、絶対この辺りに性癖あるよね?快感NTR即堕ち系ではない
あとロティアはいわゆる手ひどい陵辱は無い(孕ませ出産…?あるよ。)
全部寝取られ。
陵辱について【アイナ/トリィ/クリミナ】
さて、ロティアが全シーンNTRだったわけだが、他ヒロインは全部陵辱(一部受け入れ和姦あり)だ。
アイナ【自分の記憶に刻まれたヒロイン】
アイナちゃんのエロだけで
買って良かったと断言できる
アイナはサブヒロインながらエロの量はロティアを除いて最も多い。
そして『壊される氷雪の姫君』というスピンオフ作品でメインヒロインにもなっている。
この作品は発売2年後にサイドストーリーが追加されたというおまけつきだ。あきらかに作者の寵愛をうけている。
そんなアイナのエロについて語ります。
竜人であり力があることにどこか驕りをかんじさせるアイナだが、
更に強い竜人に力で屈してしまう
比較的自由に生きてきたアイナが拘束されてしまい、竜人の力を封印され
腹パンされ
涙を見せ始める。たまらない
「数か月監禁して竜との儀式をさせないことにより力を更新させず、ただの無力な女にする」という言葉責めで絶望させるおまけつき
アイナはこのように《腹パン、輪姦、肉便器、媚薬注射、飢え、孕ませ出産》といった
陵辱要素のフルコースがある。
基本的に嫌悪系かつ無理矢理感じさせられているエロが多いのもポイントが高い。
なまじ本人が竜人で精神力があるため、嫌がりまくるもののぶっ壊れるとこまではそうそういきません。控えめに最高だ。
この少女らしさよ
希望を用いた絶望感がエロすぎる
少女らしさを表現した絶望感あるテキストがエロ過ぎる。
絶望表現が良いのはもちろんだが、絶望(影)を表現するには希望(光)が必要だということを作者は理解しきっている。
一度はごろつきどもに輪姦されまくってアイナは絶望にそまる展開になりますが、
諸事情により解放されて徐々に元の強気な自分を取り戻していきます。
しかし、そんなアイナに再び陵辱の魔の手が。
「(チンコを見せられ)はっ…?な、舐めろっての…?」など言って反抗するものの力ずくで輪姦され絶望感を思い出していきます。
このようなシチュだけでなくキャラの掛け合いでも絶望感を煽ってくる。
「もうやだ…どうしてこうなるの…?帰りたい……っ!」というアイナに対して
「へへ、今日からここがお前の家だぜ。」と返す竿役。素敵すぎる。
義理の妹トリィのエロ
睨むロリは国宝
序盤は強制陵辱系で最高にしこれる。睨む顔がたまらない。
割と早めに堕ちるのが残念だが、それも少女らしさかと感じる。むしろアイナが竜人故にしぶとかったという比較になった。
修道女クリミナのエロ
修道女で実に自分好みのキャラデザをしている。陵辱オンリー。地味に触手エロもある。
ち〇ぽを噛みちぎりそうな気の強さを見せるのもたまらない。他ヒロインと比べエロシーンが少ないが、エロシーンは良質でしこれる。
大人の女性として良い味付けになった。
最後に
寝取られ&陵辱好きはやるべき一作。
寝取られメインか?と見送っていた陵辱好きはいるかもしれないので、そういう人も是非。
あとスピンオフ作品『壊される氷雪の姫君』について少し触れます。
今作をやってからプレイするのが理想なのは間違いないです。
この『壊される氷雪の姫君』をクリアすることによって今作のグッドエンド(?)の価値が補完される部分があると思いますし、
今作をクリア済みでこちらをやってない人はやるべきでしょうね。
…しかし6時間のプレイ時間でここまで満足感を与えられるとは。
エロはもちろん、エロ以外の密度も濃い素晴らしい作品だった。
どうしても書くのが我慢できなかったので画像付きネタバレを次ページに書きます。
絶対にクリアした人だけ見てください。
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