サバイバルホラーの映画がもしエロゲだったら…をコンセプトにしたようなエロゲで、B級ホラー好きにおすすめです。
ブッチャーU先生の作風である、ヒロイン達が不気味な生命体に犯されてアヘアへしていくのが好きな方はプレイすべきでしょう。
ホラー系や不気味な作風が苦手な人も厳しいかもしれません。
あまり書かないようにしますが。
ヒロインは多め、かつ気質性格などの幅も広め。
淫獣艦獄 ~DIRTY PRISON SHIP~

『EROQUIS!』さんのエロゲ処女作ADV。ブッチャーU先生主体のサークルですね。
おすすめな人
- サバイバルホラーのB級映画等が好き
- 異種姦、触手好き
- ブッチャーU先生のイラストが好き
- ヒロインが壊れていくくらい犯されるのが好き
- ぶっかけられたヒロインスキー

え、好きじゃない?
…合わないかもしれませんね。
おすすめではないかもしれない人
敵は地球外生命体の為、異種姦といっても蟲といってもいい外見のものもおり、蟲や異種耐性がない人はきついかもしれません。
また全体的にホラーで不気味というか狂気めいた雰囲があり「俺…ホラーだとち〇こちじむんだ…」という人も合わないかもしれません。
美しいヒロインが犯されていく様に興奮するんじゃないか!?」
という生粋の変態の方にお勧めです。

物語の冒頭
ある研究員の記録の独白から物語は始まります。以下独白。

私は今まで研究に対して真剣に取り組んでおり、未知なるものに対しても探求心と誇りを持って取り組む研究員だった。
しかしいつからか変わっていってしまった。それは人の所業とは思えぬ研究のせいだった。
現代では人の資源が枯渇しており、人類は宇宙に飛び出した。
そこでみつけた「やつら」の生態は人類の歴史を塗り替えるような画期的であり、
研究にいそしんだ。
「やつら」は永久資源の可能性を秘める未知なる生命体。
個単体による『繁殖』と『進化』を可能とし、その器官に着目されたのだ。
だがそんなものは表向きの話であり、彼女たちを動かしたのはまだ見ぬ生命の進化に対する好奇心そのものだった。
マウスだけでなくあらゆる犠牲を払ってでも研究を進められた。…人間も例外ではなかった。

人間を研究に使用した際、施設のモラルは完全に消失した。研究員自体が、上が決めることにより、犠牲になっていったのだ。
独白をしている彼女は業績を治めることで、いわゆる上の役職になっており、倫理のない実験を繰り返していった。
そんな日々に変化が訪れ、モラルのない世界から現実に引き戻される事態が起きた。
この研究所施設の全所員が被験者となったのだ。

『やつら』は私の友人に侵食していった。
やつらのその行為は睡眠や食欲が目的ではない。他の器を使って生き、繁殖することが意思であった。
精神は浸食されていく。それははたして恐怖か、甘美な夢のようなものか。
目の前で起きている友人の反応を見るに後者なのかもしれない。友人の反応はもはやかつての彼女のものではなかった。

私の恐怖、後悔、目の前のおびただしい光景に嫌悪している好奇心。
モラルを取り戻すには十分な光景だろう。次は自分の番なのだ。

そうして研究所員の独白は終わり、舞台は現在へ。
男主人公『ジョナサン・ホプキンス』(通称ジョン)は木星での資源調査任務を終えて帰っているところでした。
ジョンは元々軍人として活動しておりましたが、現在は軍ではなく船『セットラー』の副艦長として指揮。
今回の任務は軍のサポートを受ける民間企業として行っておりました。

クルーは艦長、副艦長、数名の技師や通信士、医者…そしてスポンサーでもある軍から派遣された監査官2名含め全部で14名おりました。
そんな彼らは帰路の途中、ある施設船を見つけます。
内装技師の『ラッセル』曰く帰還航路がずれてしまったことにより燃料がもつかどうかわからないため、施設船に燃料があることを祈って乗り込むことを検討したいようです。どうやら内部にはエネルギー反応があり、燃料がある可能性も高いと判断したようです。

女艦長である『レイル』は、帰路を工夫しデブリ群を通過すれば間に合うと判断。
施設船にはいかず軌道修正をすることを提案します。

艦長の考えを主体として動こうとした矢先、レイコ・アマミヤ監査官(軍から配属)がデブリ群を通過するのは危険を伴うものであり、異を唱えます。

最終的にはその意見を聞き入れ、1時間だけ乗船することにします。
乗り込む者たちの内訳としては男性陣営は主人公、マッド、シガニー、ダニエル、アーノルド監査官
女性陣営はリズ、アマミヤ。合計7名。
この船では銃を扱うのに副艦長か艦長の音声認証の許可が必要であり、主人公が帯同したのはそれが理由のようです。

施設船に乗りこんだ彼等は、コンピューターの山や頑丈に設置された扉、液体で溶かされたような跡など、不気味な光景を目にしていきます。はたして彼らに待ち受ける運命は…

女性主要キャラについて
女性ヒロインは全部で8で、エロが多いのは『レイル』『リズ』『アオイ』『レイコ』の4人。
レイル・シュワルツ

30歳で主人公より年上。
『セットラー』の艦長。
元々は軍に所属し、指揮官として活躍していた。いわゆる才女。
見た目通りのお姉さん気質。
リズ・グローバー

ジョンの部下。外装技師
軍にいた頃も主人公の指揮する部隊にいた兵士。
幼少期に主人公と共に暮らした過去がある。見た目は可愛らしいが性格はがさつ。
アオイ・キャメロン

オペレータ。
この船にはリズの紹介で配属された。
オペレーション技術が丁寧。気が弱い。
エロ多。
レイコ・アマミヤ

冷静で堅物。監査官の一人。
元々はレイルの下で副官を務めていた。
レイルに対し敵対心のようなものを持つ。
エロに関して個人的に本作No.1。
筆者曰く『白濁が最も似合う女性』
シガニー

外装技師。
緊急の状況でもユーモアを言えるくらい明るい。
リッサ

医療業務担当の医師。
いわゆる知識担当。
マコ

日系で小柄の緑髪少女。
リッサの助手で新人看護師。
緑髪の時点で人気キャラとは程遠い存在に見えたが、エロが期待以上に良かった。
ミナ

オペレータ。
評価
ストーリーやゲーム性 B+~A-
ストーリーはまるで映画のようで良かったですね。
購入当初は正直ストーリーはそこまで興味がなく、ブッチャーU先生のイラストでサクッと抜く気満々でしたが、想像以上に惹きこまれました。
抜きながら進んだりはしにくかったところはあります。
(作中でもよく言われていますが)
いわゆるB級サスペンスホラー感があります。
なんといっても物語に引き込まれた要素の一つが、最序盤にて本作におけるエロの個人的大エース…アマミヤ監査官が未確認生命体に侵食されていく不気味さですね。
素晴らしかったです。

そもそもブッチャーU先生のショートヘアキャラ好きなんですよ。
ボーイッシュな短めのショートヘアに女性らしい艶っぽい唇が実に合うんですよね。
個人的には先生の絵柄は美少女っていうよりは美女系が好き!それを物語の最初に持ってきたこの手腕よ。
いやいや物語の評価に直接関係なくね?って思うかもしれませんが、そんな彼女が不気味な生物に侵食し、
犯され悶えていく様で一気に物語に惹きこまれましたね。なので関係あります、はい(早口)

あとは物語も予想した展開と違う展開になることも多く、終始楽しめました。
ゲームとしても2周目で全く同じルートを通っていても別キャラ視点を見れる要素があって、楽しめましたね。

ネタバレになるのであまり言えませんが、1周目クリア時に解放された回想の少なさを見たらわかるように周回すべきです。
エロ度 B+~A-
CGが好みだった方やブッチャーU先生のイラストが好きな方は使いやすいでしょう。
濃厚な汁描写…流石ですね。

総指揮されているブッチャーU先生自体が明らかにこういった未知の生命体が好きなのもあり、
美しいヒロイン達が気持ち悪い怪物に犯されていくのは格別です。
テキストとしては強引に液体的なモノを飲まされたりして『おぼお゙゙お゛ぉおお』な嗚咽系ボイスや快感系が多いですね。
エロとしては快感に溺れる系と陵辱系のエロが多く、やや前者が多いイメージ。
ただ個人的には複数ヒロインであるのが若干ネック。気に入ったヒロインが掘り下げられるのが好きなタイプなので。属性も強気そうな見た目から気が弱そうなヒロインと幅広め。 (購入した時点で分かってはいましたが)
そのため気に入ったヒロインの陵辱で抜くというよりは、その絶望的な雰囲気で抜ける人だと合うかもしれません。
とはいえ私のようにブッチャーU先生のイラストそのものが好きな方はやはりおすすめですね。
あとは異種と対人は6:4くらいのイメージでしたね。対人も結構あります。
ちなみに個人的にダントツで使えたヒロインは前述の監査官『レイコ・アマミヤ』。
次点で艦長『レイル・シュワルツ』 の2人です。
金髪で聡明さと色気が漂うレイルは立ち絵からして特有の色気があり、
「ええい!レイルのエロはまだか!抜いてしまっても知らんぞ」となったものです。

CVが『紫苑みやび』さんであり、色っぽい声は流石。
前述のレイコ・アマミヤは表紙にいない時点で期待していなかったのですが、まさかの期待を越える活躍。抜ける度で言うと個人的にはNo.1。

気の強い性格やキャラデザインが好みだったのも大きいが、声優『中野志保』さんの熱演が非常に大きい。
出演作で言うとLilithの『カーラ The Blood Load』の『神村 東』や『監獄アカデミア』の『ユーリア』など
私好みの気の強いヒロインに定評がある。
『リズ・クローバー』も使えましたね。
『アオイ・キャメルン』はメインヒロインだが、 メガネで気弱なタイプでないので使えなかったです。
エロシーンは声優の『サトウユキ』で熱演で適した演技なのは間違いない反面、見た目に適した役目通りでしたね。
他の4人は複数エロ主体で使われることも多く、複数苦手な自分からすると使いにくかったです。
しかし絶望的な世界観自体が伝わってきて良かったですね。正直立ち絵よりはるかにエロかったですし。


基本シーンとしては50あり、CGは差分含め650枚あるモノの多少は分散しているものの満足感はありましたね。
感想と攻略チャートリンク
前述のように 物語の始まりから最後までいわゆるB級サスペンスホラー映画的に仕上がっていましたね。
コンセプトが映画のようなエロゲを作りたいから来ているような感じ。
終わった後の後味で言ってもアクションのような爽快感があるわけでもなく、まさにそちら系。
下記公式のチャートを見させて頂きました。
私は攻略をできる限り見ないタイプなのですが
チャートを見て納得しましたねw
淫獣艦獄【http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&…
上記チャートについて一部補足解説します。これは極度のネタバレにつき伏字にしますが、レイルフラグを回収する際、『食堂にはレイルが待っていた。二人はもつれる様に愛し合う』の後の2周目分岐だとレイルフラグへ向かう分岐先がないように見えます。
実際はザッピングでジョンとリズの2択になったときにジョンを選択できればそちらに分岐可能です。というか何度か語った様にブッチャー先生のイラストって精液で汚れたヒロインが凄く魅力的に思うんですけど、レイルルートに行くためにはパイズリを我慢して中だしかつ2周目じゃないとたどり着けないんですよwそりゃ私にたどり着けるわけなかったですwなんという罠w
キャラ紹介でも話しましたが『アマミヤ監査官』が白濁が凄い似合うんですよね…
私自身は全裸より着衣の方が好きな方だと思ってるんですが…そうか…汁が服か(錯乱)
と色々逸れましたが個人的におすすめの作品でした。

