赤髪の鬼神 製品版 感想/体験版プレイ動画【非くっころRPG】

クールな見た目から『くっころ』を連想するが、むしろ真逆。「屈さず殺す」。あまりの異質さに自分の陵辱性癖に合うか分からないがプレイしてみました。

 
製品版感想につきネタバレ注意

ちなみに今回は私がよくやるジャンルではないので
評価ではなく感想のみとしました。
ジャンルが異質だからか相対評価できない…w

 
アプデでついに回想が追加されたので
この記事を書きました。
待ち望んだぜ、このときをよぉ!

製品リンク

サークルは『ぬこ魔神』さん。ツクールMV製のRPGで本作で4作目のエロゲ。
ジャンルは無表情、淡泊、巨乳。定価は2,090円

おすすめな人

  1. 無表情ヒロインが好き
  2. フェラ好き
  3. エロいめにあいまくっても動じないヒロインを楽しみたい
  4. 対人メインが好き(一部異種姦あり)
  5. 強すぎるヒロインの戯れを楽しみたい人
 
↑のサンプル画像をみるとエロゲプレイヤーとしては
「お、弱体化エロ系か…」と思うかもしれませんが違います。
無表情ヒロインの戯れです。
このジャンルが未知すぎてうまく説明できていないかもしれない。

おすすめではないかもしれない人

ヒロインの『アグニス』は無表情系なので、その手のヒロインが好きではない方にはおすすめではないですかね。羞恥とか悔しい表情とかで抜いている専門家は合わないかも。(まぁ自分もそうだけど)
アグニスが喘いだり男に逆転負けすることはないと思っていいです。

 
無表情系の機械少女とか好きな方におすすめかな?
ゼ〇シリーズでいうKOS-MOSとか

体験版プレイ動画

Ci-enにて雑記と共に投稿致します。

https://ci-en.dlsite.com/creator/6991/article/668231

ネタバレを控えたい方はこちらだけ見るのもありかもしれません。

感想

冒頭でも書きましたが、この無表情かつヒロインが『屈っさず殺す』というジャンルが、私にとって今までのエロゲ経験にはない異質の存在であり、相対評価が不可能でした。というか私に限らない気はしますが

無表情なクール系ヒロインのくっころ系はそれなりにやってますが、今作のヒロイン『アグニス』はドエロイ格好をしつつも微動だにしないですからね。

こんな無表情なバニーガールおるw???

ちなみに絶対評価としてはイラストは凄く上手いし、ヒロインの無双具合は面白いし、しこりましたのでおおむね高評価。
というわけでストーリーやエロさについての感想を書いていこうと思います。

ストーリーについて

オチへの設定やキャラも練られていましたし、後述の男キャラたちも活き活きとしていたのでよかったですね。
随所にはさまる少年漫画ような熱いCGを筆頭に、作者のやりたいことが凄まじく明確で個人的に良かった作品。

物語の冒頭

世界には『次元の穴』という災害がありました。
空間に発生した穴からは瘴気が溢れ、動物を魔物に変え、大地を侵食するというもので、
かつ人が住んでいる土地の近くで発生することが多くとても厄介なものでした。

この穴には謎の結晶体『コア』が産みだしているようで、破壊することで穴を閉じる事が可能です。

苦戦しているさなか、ある兵士がエレグロアの魔殲将アグニスが援軍にかけつけるとの報告をしてきます。
それを聞いた隊長は「いかん、総員退避ッ!」と号令をかけます

 
!?
…援軍で退避??

最強の魔殲将軍であり本作のヒロイン『赤髪の鬼神』アグニス・フレアバイトが爆炎と共に駆けつけ、その炎により瘴気も散りました。

 
…ラスボスかな?

魔殲将とは魔を殲滅する戦将のようで、神が与えたといわれる鎧を纏える者。その中でも最強と言われているのが
アグニスとのこと。

コアを破壊し、帰ってきたヒロイン、アグニスを二人の副官クルスゴルドがでむかえます。
二人とも副官だけあって優秀なようですが、クルスとゴルド同士はそこまで仲良くはない様子。

クルス=ブレイブハート。イケメン有能。
ゴルド=オーガル。スケベな有能。

アグニスはその足でエレグロア城の王様に報告に向かいます。
その際ハーゲスという大臣に遭遇します。家庭持ちの身でありながらアグニスに言い寄っているようで、アグニスはうっとおしいような感じをみせつつも王の元へ向かいます。

王に報告を終えた後も大臣はいまだ「わしのものになれ」などしつこく言い寄り続けます。
やっかいなことに政治手腕だけはあるようで、斬り捨てるわけにもいかない様子。

転移魔法陣で戻ろうとしたアグニスですが、魔力を吸われる仕掛けのようなものが発動し、鎧が解けてしまいます。

アグニスは怒り「この私を魔殲将と知っての狼藉か……!!」と抵抗し、転送室は爆発します。

 
wwリアルに笑ってしまった
作者が楽しんで作ってるのを感じるw

どうやら転送自体はできたようですが、二日間ほど寝込んでいたとのこと。魔力も奪われておりました。
アグニスはハーデス大臣のもとに向かいます。

ハーデス大臣はこの事が自分のものであるのを隠す気もない様子。
アグニスは「魔殲将の力を奪うのがどういうことか知らぬ身ではあるまい」などと詰め寄りますが、どうやらほんとうに体を要求するためだけにこの罠を発動させたようです。

大臣を斬るにしても現状の魔力でも城が吹っ飛ぶくらいはあるようで、
大臣に抱かれるか国を衰えさせるかの二択をアグニスに突きつけます。


そんな大臣に対し、アグニスは自ら処女膜を破り、鮮血を大臣に投げつけその場を後にします。
二択を選ぶ気は毛頭ない様子。

戻った彼女は二人の副官と話しました。

イケメンの『クルス』は魔力を奪った方法を調べたり、魔力を集めるあてを探すことに。
『ゴルド』は呪物である指輪をアグニスに渡します。この魔道具『サキュバスクィーンの瞳』は相手の情欲を魔力に変換できるというもの。

指輪を渡すゴルド

どうやらこの指輪は『肉欲の声』、つまり欲情が聞こえる力があるようです。
これにより相手の欲情しているポイントを読み取り、それを増長させていけばいいとのこと。

実際に指輪から聞こえてくる欲情通りにゴルドにおっぱいを揉ませてみたところ、魔力が入ってくる量の多さに驚きます。
驚くというかおっぱいを揉まれているとは思えないほど冷静に分析し始めます

はいってくる魔力量から指輪の性能に確信を持ったアグニス。
どこかを裸で歩けばいいか…といったアグニスに対し、ゴルドは「隠されていれば隠されているほど、見えそうで見えないほど、もどかしさがたまればたまるほど男は欲望を膨らませる」と熱弁します。実に有能な男です。

言霊の水晶で二人の報告を聞き指輪の力を使っていくか、別の方法で魔力を集めるかを検討していくことに。
転移方陣で各所にワープすることもできるようです。アグニスの命運はいかに。

ヒロインのあまりの強さに笑ってしまう

強すぎて何度か笑ってしまいました。これがシュールな笑い。
下記のような無双CGが結構ありますw

陵辱系の戦うヒロインエロゲではこの手の描写も大事だったりしますが、そのジャンルでもないのにここまで表現されるとは…

 
マジで作者楽しんで作ってるんだろうなってのが
伝わってきましたね。

ゲーム性について

無表情エロゲというテーマもそうだが、ゲーム性でも独自性があって面白い。

プレイサイクル

ざっくりいうと下記のような感じです。

ゴルドやクルスと魔力回収の件について話す→指輪の力でアグニスの精神などを改造する→魔力回収の為に出陣する(朝夜の時間経過概念やゴルドがいることなどによりイベントが変化する)→自宅に戻って寝る(籠絡した人数により魔力がたまる)…といったサイクルになります。

サキュバスクイーンの瞳による精神改造

前述の魔道具『サキュバスクイーンの瞳』の力によりヒロインに対し【魅力、唇、胸、膣、尻、精神】などに魔力を注入することでHイベントを増加したり、魔力を吸収しやすくしたりできます。

 
この手の改造はよくありますよね。
改造すると感度が上が…ってるのかもしれませんが
強すぎるので終始無表情の鉄仮面です。

この魔道具についている存在もこの様子に困惑し、
その反応に笑えます。

 
エロに対する価値観をいじるのがやっとのようで、
エロイベントは増えます。

↓のようにドエロイ格好や乱交シチュを無表情で
こなしはじめます

操作感について

マップ操作の際にカーソルを合わせクリックする必要があったり、他にもキーボードショートカットもあるためキーボード&マウスを推奨。

自分の環境の挙動について

2022年7月現在回想がついたアプデが入りました。

自分の環境のせいかもしれないが、バグをそれなりに吐いてソフトを再起動している(元々の作品も挙動が若干不安定だったので、一応警戒してデータを引き継がずプレイしなおしてはいた)ので、
購入を検討している場合は一応体験版などで試した方が良いかなと思いますね。

クリア迄のプレイ時間と難易度

いわゆる難易度はなし。
Hパラメーターは初期パラを選べる仕様で『鬼神』(通常)『淫魔』(Hパラメーターが最初からMAX)のふたつを選択できる。初周なら鬼神でいいでしょう。

鬼神でプレイした場合トゥルーエンド迄のプレイ時間は5時間弱といったところ。

エロさについて

エロとしては魔力を取り戻すために男達に見せつけたりして煩悩により発生する魔力を吸収したりします。
それによりキスやフェラ、本番、乱交系など対人エロは大半あります
魔物に対しても戦闘エロのようなエロが一部あります。

ボイス無し、BGVは一部あり(アグニス本人の声ではない)

無表情なのに色気がすごい

終始無表情の鉄仮面ですが、場面によってはド淫乱な格好で伏し目がちのとてもエロい無表情をみせ始めてくれます。
感じてるとかそういうわけでもないのにこの色香はすげえな…

 
こんなに色気がある無表情ある?
すげえな、芸術だろ。

こんなに伏し目上手い人久々に見たわ

フェラ描写が秀逸

「作者、フェラ好きなんだな」と思うくらいにフェラが充実しています

ふつうのフェラはもちろん、ひょっとこ寄りのフェラや精液呑みこみなどもあり、フェラ描写好きには満足させるものがあるかと。

エロテキスト:アグニスは常に冷静沈着で喘がない

アグニスはどれだけ指輪に価値観などをいじられても冷静そのものです。
「ふむ…指輪により精液をうまく感じさせられているな…」とか言いながら舐める姿は今まで見たことがないよくわからん異質なエロさがあります。

それをエロいと感じるかは人を選ぶと思いますが、キャラ立ちが半端なく、いわゆる「このキャラらしくないな」とか思うことは1㎜もありませんでした。
ボイスも喘ぐBGVは一部ありますが、アグニスの声ではありません。彼女は一切喘ぎません。

 
ショタを抱えても母性のかけらもみせない無機質さ
おい、その位置を私に譲れ。
見せつけ系エロにより男性心理でエロテキストが充実!?

「いぇーい‼○○くんみてるぅー?」ばりに見せつけるエロが多発する。

指輪の力により男性の心理と魔力が流れ込んでくる

絡みもテキストもねっとりしており、男性側のしゃべる言葉や心の言葉が流れ込んでくるので、テキストも豊富に感じた。

 
ヒロインの心理が分かるといったのは結構見るけど
男性心理が分かるのは珍しい気がするな

戦闘エロ

対ゴブリンにて戦闘エロがある。
といってもゴブリンに遊びで犯させるといったもので、アグニスはいつでもゴブリンたちをひねりつぶすことができる。
ゴブリンに犯されるヒロインは絶望感や無力感がつきものだが、絶望感もくそもない。
コマンドにあるように『戯れる』にすぎない

対スライムもあるが、脱衣差分を見れるのみでいわゆる戦闘エロはない。

とはいえ本作はエロイベントがメインで、戦闘エロはサブ的なものだと思いますが、つなぎでしこるには十分なものでしたね。

エロイベントが充実

エロイベントはかなり充実している。

個人的にはストリップショーがとても良かった。
元々私の好きなジャンルではあるが、このすかした感じで踊るのが美しいの一言。

 
こんな無表情で股おっぴろげて
みくだしてくるヒロイン
他におるか⁉

豊富なイベントの度に立ち絵が変わる。
どの服のアグニスも好きだな。こんな性格なのに自分の似合う服装を熟知している。

総括

エロゲRPGは旅をしていく中での感情の変化等を楽しむところがありますが、今作は多少指輪に精神をいじられたところで鉄仮面は変わりません。

ただド淫乱な格好でいて色気のある無表情という斬新なエロさを味わえるという意味で、やはり個人的に好きなのは後半かな。
前半の体験版範囲では前戯くらいまでだったので、どの程度エロくなるか判断しかねたし。

陵辱を単純にS向けとするなら、今作はヒロインのクール責めが好きそうなM向け作品か?…いやM向けは感じまくってるヒロインが多いでしょうし、やはりMにおすすめともかぎらない。無表情ヒロイン好き向けです。

次回作はBSS系(僕が先に好きだったのに)のようですね。下記Ci-en参照。

https://ci-en.dlsite.com/creator/1888/article/archive/2022/02

BSSといえば(ネタバレにつき伏字にします。クリア者用感想。)この作品も大臣視点のBSS作品ともいえましたね。大臣にアグニス自身におこった過去のエロシーンをみせつけるのはいい趣味してるなと思いました。

私はぬこ魔神さんのエロゲを初めてプレイしましたが、
今後も期待したいサークルさんだと思いましたね。次作も楽しみです。